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アンパンマン史上最悪かつ最高

017

週末公開スタートした「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」をさっそく見に行った。

毎日のように「アンパンマンくらぶ」を見ているけれど、全然子どもたちが飽きることのないこの「アンパンマン」は、史上最強の幼児向けアニメーションだ。

以前ケーブルテレビを見ていたときにキッズステーションで劇場版もほぼ制覇していて、それをすべてDVDに焼いているので、何度も何度も見返している。姫が少し大きくなってからは、アンパンマンからプリキュアに少し心が離れたけれど、最近ジュンと一緒にまたアンパンマンを見ることが多くなり、アンパンマン愛が復活。3年前の「シャボン玉のプルン」から映画館で見ていて、今回は公開初日にさっそく行ってみる。今回はパパと姫とジュンの3人で映画館へ。

今回はワールドカップ時期だったこともあってかテレビで番宣もまったく見てなかったし、あまり宣伝自体も多くなかったように思う。ちょっと見かけたテレビスポットだけだと、「まぁ普通に面白いのかな・・」くらいで期待もしてなかった。


・・が。がですよ、これはおもしろい!

話はそれほどあっちこっち行くような展開でなくてストレートでシンプルだけれども、それだけにやなせ先生が、映画スタッフが伝えたいポイントがすごい絞られていてビシっと伝わるものがある。幼児向けの映画だから時間だって短いけれどその分、ギュっと凝縮されている内容はかなり大人も引き込まれるものがある。

キャラクターも、シリーズによってはお祭り騒ぎのように雑多に出てくるパターンもあるけど、今回はとにかく「ブラックノーズ」と「カーナ」だけに焦点。ばいきんまんだって、今回はほとんど脇役同然だ。余計な要素は入れずに端折ってる。で、そのブラックノーズ、これがすごくイイ。何がって、その悪さ。「強い」とか「強くない」は別にして、今回のブラックノーズはとにかく「悪い」。まさに、アンパンマン史上最悪のキャラクターだと思う。何より、ばいきんまん以外に「だます」キャラクターって他にいないと思うし、ばいきんまんとは比べ物にならないほどのだましっぷりだ。そして、そのキャラクターの声が野沢雅子さん。これがまた素晴らしい、さすがは名声優。恐ろしいほどのハマりっぷりは隣で見ている姫が怖がるのも無理がない。怖かったのは映像上の演出だけではなく、その声が恐ろしさを数倍膨らませている効果が大きい。

そして、カーナ役はゲスト声優の中谷美紀さんで、これも素晴らしい。個人的にはこれまでの劇場版でゲスト声優を務めた中でのベストはハピー役のともさかりえかなと思ってたけど、それに並ぶくらい素晴らしい。ストーリーがシンプルではあるけれど、カーナの置かれた立場は相当複雑だ。声だけでそれを演じるのは相当に難しいんだと思うけど、それをしっかりとこなしていて自分のキャラクターになっている。いや、ホントすごい。ラストの場面の歌も透き通ってていい。

そして、ラストの場面。パターンとしては他の劇場版と同じではあるけれども、すでにそこに至るまでの過程で、「悪」と「切なさ」とそして今回のテーマの「歌」が十分引き立った上でのラストなので、カーナが歌うシーンなどは歌いだしのところで涙が出てくる。下手なハリウッドのヒューマンドラマよりも相当染み入る。今回はまったくもってやられました。

劇場版アンパンマン、これまでの個人的ベストは「いのちの星のドーリィ」だったけれど、それを抜いたかもしれない。1年ぶりにスクリーンで映画を見たせいもあるかもしれないので、判断悩むとこだけど。人によって好き嫌いはあるだろうけれども、アンパンマン史上1、2を争う名作だと思う。

ref.)アンパンマンの映画。ランキングをつけてください☆

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